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FamiTrackerからのBMS制作

どうも、NASAと申します。無14とBOFU2017にFamiTrackerで出たアホです。よろしくお願いします。

BMS Advent Carendarなる企画の存在は前々から知ってたので
「BMSを2作出した試しになんか書いてみよう」とか
「FamiTrackerでBMS作ってる人間いなくね?」とか
色々思い立って突発的に書いてます。需要はありません。

というわけで「FamiTrackerからのBMS制作」と題して色々と書き連ねていきます。





・FamiTrackerで曲を作る

先に言っておくと、曲制作でなくBMS制作のお話なので、この項目はあまり詳しくは書きません。また後日別で詳しく書くかも。
既にある程度作曲出来ますよって人向けになってるな?

FamiTracker(v0.4.6を落とそう)

FamiTrackerとは、2A03を始めとしたファミコン及びファミコンの拡張音源までを取り揃えたDAWらしき何かです。逆に言うとファミコン関連の音源しか無く、後から音源を追加することも出来ません(例外アリ)。
その代わりなんと無料です。激アツ。チップチューンを作るのにもっとも手っ取り早い環境ですね。
概要はココ(MCK Wiki)に全部書かれているので、顔に穴が空くほど読んでください。


肝心の曲の制作なんですが、Trackerの形式が採用されてる(多分実機もそうだから)ので、Dominoとか普通のDAWから見たらかなり異質だと思います。スクロールが縦って時点で意味不明だもんね。そして悲しいことに、MIDIの書き出しも読み込みも不可です。自分で全部打ち込みましょう。
打ち込むとこがどうなってるかだけ説明すると、こんな感じです。これが縦に流れます。

fami1

音色のパラメータ決めて、音程でメロディ書いて、ベロシティも適宜いじって、と打ち込んでいきます。コマンドは、ざっくり言えば普通のDAWのエフェクトです。スウィープとかビブラートとか高速アルペジオとか。
この辺りは実際に鳴らしてもらうのが早いと思います。FamiTrackerは直感性には優れてると思うので。
ちなみに画像の状態は、「00の音色、ベロシティF(最大)でC-3の音を50%pulseで鳴らす(コマンド)」って感じです。
打ち込む数値は基本16進数です。プログラマチックでかっこいい……かっこよくない?

拡張音源は、ぶっちゃけ自分がMMC5(2A03と同じ音色が2ch追加される)しか使ったことないんで、あんまり分かってないです。一番自由度高いのはN16xかな?波形編集出来るし。でもVRC5もノコギリ波あるし気になる……。意外と追加できる音色は多いので色々出来ます。
また、wavをDPCMに変換することで、短い音であれば内蔵以外の音も鳴らすことが出来ます。これが前述の例外。スゴイ。技術の勝利(?)
wavをDPCMに変換するツールへのリンクも貼っておきます。音色のパラメータともう一つあるとこから設定できます(DPCM samplesってヤツ)。

MakeDPCM

ざっくりこんな感じでしょうか。何となくの雰囲気は分かってもらえたかもしれません。分かって。お願い。


  人人人人人人人人
> 曲が出来ました <
  Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y


めでたく曲ができたとします。この曲でBMSを作るぞ!やるぞやるぞ!となった時に、当然BMSなので音を切るということを考えないといけません。ここでざっくり行う作業を説明すると

・音量バランスの調整をする
・パート毎にwavファイルを出力
・気合で音を手切り
・気合で切った音を手動配置
・切った音の音量最終調整


以上になります。なんか物騒な根性論が見えますが怯えないでください、少し休日が消えるだけです

ここでFamiTrackerならではの留意しておくべき点が2つあります。

・音源がモノラル
・リバーブの概念がない


後者はモノラルである時点で音の空間もクソも無いので当たり前ですね、ただ音を切るという部分では大いに関わってきます。


・音量バランスの調整

音量バランス調整のために、まずnsfファイルに変換して外部ツールに読ませます。使う外部ツールはコイツ。

VirtuaNSF(公式が死んでるのでMCK Wikiから)

これによって音量バランスを調整します。ここで大事なのは、音量"バランスだけ"を調整することです。
純粋に近いパルスや三角波を用いたチップチューンでは、え、こんな音量で!というレベルの音量で波形が海苔になります。倍音が多すぎるんじゃ。
多分ミキサーで低音と高音をある程度切ってあげたらマシになると思います。自分はし忘れました
ひとまず先にバランスを調整してあげて、後から全体の音量の調整をする方が、この後のことを考えると色々と捗る気がします、個人的見解ですが。というかこの手法自体がモノラルだからこそ出来る荒技ですね。

・パート毎にwavファイルを出力

これは他のDAWから作る時と似たような感じだと思います。各パートの目盛りの位置だけメモっておいて、出力したいパート以外をミュートして出力する、それを繰り返すだけです。ここで目盛りのメモを忘れるとバランスがガバガバになるので注意しましょう。
ここで拡張音源を使って2ch以上増やそうとしている人に悲報です。なんとなんと拡張音源の音量設定は一括です。つまり、「欲しいパート以外のベロシティを一旦全部0にして出力する」「複数の音重なってるけどまとめて1音として切る」「クソしてPC叩き割って寝る」の3択を強いられます。かなしい。
自分も2ch以上拡張していたせいで困惑しまくり、最終的にまとめて1音として切りました(無14)。譜面の音数を稼ぎたい場合は、別々に切った方が良いと思います。

・気合で音を手切り

パート毎に出力したwavファイルを、音が切れるツールにぶち込みます。音が切れるツールならなんでもいいと思いますが、自分はwoslicerIIをオススメします。
ここでBPMと始端の調整さえすれば、リズムに合わせて……

_fami2.png

16分間隔で切るぞ~

_fami3.png

!?!?!!???!!?!?!??wwwwwwwwwwwwwwwww

すぐ切れると思ったら 大間違い です。(大問題)
FamiTrackerはBPMを指定しているにも関わらず、出力される音の間隔は細かく揺らぎまくっています。そこは整列しててくれ、キツイから。
そういうワケなので、Gridを一番細かくし、ずらしも駆使して始端と終端を丁寧に見て切ってあげましょう。BMSのクオリティを上げるための大事な作業です音切りに時間が掛かる最大の原因がコレ
ここで、同じ音を多数使っている場合は、長めに取れる方の音を選んで、始端終端ギリギリで切るという厳選を行いましょう。クオリティを上ry。

また、前述した中に「リバーブの概念がない」とありました。このため、連続した音を切る時でも単音ごとに分ける必要がありません。しかし、連続した音をwoslicerIIのデフォルト設定や、他サイトで紹介されている設定で切ると、いざ配置してBMSプレイヤーで流した時に、妙な違和感が出ます。なんでやねん
これは、「末端」というパラメータに関連しています。デフォルトだと40msに設定されています。普通の曲で音を切る分にはここはあまり気にしなくても大丈夫だと思いますが、非常に細かい音を多用するチップチューンにおいては、この末端は大きな意味を持ちます。
音切りの際、切られたおとの両端は-48dB(無音)に設定されますが、末端はその-48dBに至るまでの猶予時間と考えると、一番わかりやすいと思います。40msの間でフェードアウトしてる的な。この40msの猶予が非常に細かい音の中に混ざると、猶予の部分と後ろの音が被ってしまい、違和感を感じる、といった構図になります。

_fami4.png

なんやねんお前末端コノヤロウバカヤロウ。
このことから、細かい音を切る場合は、末端を短めにすることをお勧めします。かといって0msにしてしまうと、次は後ろの音との間にわずかに隙間が空き、これまた違和感の原因になります。ほどよく短くしましょう。

・気合で音を手動配置
譜面配置が出来るツール(BMSEとかiBMSCとか)で手動で定義しましょう。この時、チャンネルごとに列を揃えると、どの音を置いてどの音を置いていないか一目瞭然になってやりやすいです。この作業のどこが気合なのかというと、チップチューンは基本繰り返しの少ない曲が多いので、切る音が自然に増えるという部分です。根気強く配置していきましょう。

・切った音の音量最終調整
多分音が物足りない状態で完成するはずなので、最後に音量を上げましょう。ここで使うのはSoundEngine Freeです。
詳しい音量の上げ方がココに載ってるので、親のスネに噛り付くように読んでください。スクリプト入力の時は、FolderPathの指定を間違えないよう注意しましょう。
ちなみに、音量を上げて音が割れてるかどうか判別する方法は……LR2で鳴らしてみて、自分の耳を信じましょう。なんのアテにもならねえぞオイ!


これで譜面を作れば、BMSの完成です!やったね!素晴らしい!ファミコンでBMSだ!
……と喜べるんですけど、ぶっちゃけ結構面倒な気がします。でもこれ以上の近道は……見つけた方ご一報ください、自分が捗る代わりに何か送ります(?)





ちなみに、同じTracker系のDAWで、最近出てきたRenoiseというDAWがあります。いつか買う
このDAWにファミコンチックなVSTを持ち込んで曲を作ると、なんと音切りが一瞬で終わります。うせやろ。
というのも、某無名戦同期氏が開発したメッチャスゴイ感動怒涛瞬殺的プログラム(Renoise-BMS-Maker)を用いると、一瞬で終わらせられる、らしいです。スゴイ。謎の技術力。ちょっと条件があるみたいですが普通の曲でも使えるみたいなので、みんなもRenoiseでBMSを……アレ?これFamiTrackerの記事なのn
ちなみのちなみにRenoiseはMIDI読み込みも出来ます。有料DAWのちからってすげー!





まとめ。
結局何が言いたかったかというと
・再現性の高いファミコンの音を用いて、ファミコンの発音数準拠そのままに曲が作れるぞ!
・割と簡単にBMSにすることが出来るぞ!
・でもなんかちょっと面倒だぞ!じゃけん指南しましょうね~(この記事)

・Renoiseも買おう
ということです。ほんまか?

正直な所は、わざわざ今のご時世で一体誰が使うねんという需要皆無話なんですけど、それをわざわざやってしまった人間がここにいるので、せっかくだし特殊な例として残しておこう、と思った次第です。後に続く人間がいるかもしれないし……その頃にはFamiTracker使ってないかも知れんし……。
長々とここまで律儀に読んでくれた人がいたら大変有難いです。チップチューンもといファミコン音楽を作る人が一人でも増えたら、自分は嬉しいです。「プラグインでは出せない、FamiTracker特有の音」みたいなのも色々あると思うので、意外と奥が深いジャンルだと思います。初心者でも意外と取っつきやすいのかも?そんなことはないか。

それでは、また。
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Author:なさ
青髪と眼鏡が好き。たまに曲をつくる。
ミントちゃんはいいぞ。

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